京都公演全ステージ、終わりました。
ご来場くださった皆さん、ありがとうございました。
連続ドラマの一話の編集に追われ、ご挨拶遅くなりました。
改めて、本当にありがとうございました。
裏方に徹している僕は、幕が開くともう、役者の演技がノることを祈ること、そしてお客さんに心底感謝することの二つしかできず、割と感情まみれで死にそうになっている開演中です。
しかも感情まみれのくせに開演中は僕から何も伝えることができないので、この声がどれほど届くかわかりませんが、ここで。
ありがとうございました。
京都公演、いつものホームの立誠小学校でリラックスして上演できました。
毎ステージだいたい40人以上のお客さんに来ていただき、
これはドラマ効果もあったのか、「初めまして」なお客さんが多かったようで(アンケートから察するに)、これが月面クロワッサンです、というのをお見せできたのではないかと思っています。
アンケートやSNSでの評判も、いつもより良かったように思います。
また、毎回見に来て下さっているお客さんからは、細かい粗を指摘していただき、感謝感謝で今、大阪公演に向けて手直しをしようとしているところです。
京都公演見にこれなかったお客様へ。
どうか大阪公演。
7月13,14日です。
インディペンデントシアター2ndです。広めの劇場です。がんばったらお客さん120人簡単に入るそうです。京都公演と美術と演出が変わります。
ぜひお越しください。
とても横柄な書き方をすると、僕たちはいつだって新しい会話劇を作りたくって、日々演劇のことを考えています。
演劇って。きっと他のジャンルに負けず劣らず、割と既視感を感じやすい文化だと思うんです。
会話劇には会話劇のメソッドがあり、こうした方が良い、みたいな何かが。
すなわちそのジャンルの大家がいらっしゃって。
僕ならば例えば中学時代からリスペクトしてきた三谷幸喜さんや、昨年アフタートークに来ていただいた土田英生さん、普段からお世話になっている上田誠さんの作品を見て、心動いて、そして影響を受けて演劇を作ってきました。
で、もう純粋に会話劇の先輩方が作られるお芝居が面白くって、旗揚げた一年目はただその後姿を追っていましたし、そういう芝居の作り方をしていました。
しかし、去年の夏あたりから、映像作品を作るようになり、改めて演劇をやる意味(あるのかないのか、という自問すら、かなりしました)を劇団として考えるようになりました。
そこで、何か映画ではない何かを演劇でやりたい。
映像をやっている団体だから、あるいはもっと言うと僕だから出来る演劇を作れないか。
そういったところを一番の動機に作劇するようになり、
去年の「最後のパズル」はその第一弾、そして今回の「オレンジのハイウェイ」は第二弾として、作り始めました。
今回もアンケートで書いていただきましたが、映画的なストーリー構成を持ちつつ、目の前で役者が台詞を飛びかわすこと、それで世界観の大半を立ち上げようとする芝居。
それが今、僕の作りたいお芝居の根本です。
そして悲劇的な作風にするのは作家の逃げだと思うので。
ペーソスやビターさを前面に出さず、底を気が付く人には気が付くような音量で流れていく、
そしてとても希望ある解釈の劇が、今回は作りたい。
もちろん、すべてのお客さんに受け入れてもらえるようなお芝居をつくるのは無理だと思っていますし、
まだまだ未熟な部分を手直していこうと思っています。
大阪公演、本当に多くの方に見てほしい。
僕たちと同じ時代を生きる、みんなに、見に来てほしい。
「オレンジのハイウェイ」
大阪公演ご予約→
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=45066
作道
0628
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