2013年6月28日金曜日

大阪公演へ

京都公演全ステージ、終わりました。
ご来場くださった皆さん、ありがとうございました。


連続ドラマの一話の編集に追われ、ご挨拶遅くなりました。
改めて、本当にありがとうございました。

裏方に徹している僕は、幕が開くともう、役者の演技がノることを祈ること、そしてお客さんに心底感謝することの二つしかできず、割と感情まみれで死にそうになっている開演中です。
しかも感情まみれのくせに開演中は僕から何も伝えることができないので、この声がどれほど届くかわかりませんが、ここで。

ありがとうございました。



京都公演、いつものホームの立誠小学校でリラックスして上演できました。

毎ステージだいたい40人以上のお客さんに来ていただき、
これはドラマ効果もあったのか、「初めまして」なお客さんが多かったようで(アンケートから察するに)、これが月面クロワッサンです、というのをお見せできたのではないかと思っています。


アンケートやSNSでの評判も、いつもより良かったように思います。
また、毎回見に来て下さっているお客さんからは、細かい粗を指摘していただき、感謝感謝で今、大阪公演に向けて手直しをしようとしているところです。



京都公演見にこれなかったお客様へ。

どうか大阪公演。
7月13,14日です。
インディペンデントシアター2ndです。広めの劇場です。がんばったらお客さん120人簡単に入るそうです。京都公演と美術と演出が変わります。

ぜひお越しください。


とても横柄な書き方をすると、僕たちはいつだって新しい会話劇を作りたくって、日々演劇のことを考えています。
演劇って。きっと他のジャンルに負けず劣らず、割と既視感を感じやすい文化だと思うんです。

会話劇には会話劇のメソッドがあり、こうした方が良い、みたいな何かが。

すなわちそのジャンルの大家がいらっしゃって。

僕ならば例えば中学時代からリスペクトしてきた三谷幸喜さんや、昨年アフタートークに来ていただいた土田英生さん、普段からお世話になっている上田誠さんの作品を見て、心動いて、そして影響を受けて演劇を作ってきました。

で、もう純粋に会話劇の先輩方が作られるお芝居が面白くって、旗揚げた一年目はただその後姿を追っていましたし、そういう芝居の作り方をしていました。


しかし、去年の夏あたりから、映像作品を作るようになり、改めて演劇をやる意味(あるのかないのか、という自問すら、かなりしました)を劇団として考えるようになりました。

そこで、何か映画ではない何かを演劇でやりたい。
映像をやっている団体だから、あるいはもっと言うと僕だから出来る演劇を作れないか。


そういったところを一番の動機に作劇するようになり、
去年の「最後のパズル」はその第一弾、そして今回の「オレンジのハイウェイ」は第二弾として、作り始めました。

今回もアンケートで書いていただきましたが、映画的なストーリー構成を持ちつつ、目の前で役者が台詞を飛びかわすこと、それで世界観の大半を立ち上げようとする芝居。

それが今、僕の作りたいお芝居の根本です。


そして悲劇的な作風にするのは作家の逃げだと思うので。
ペーソスやビターさを前面に出さず、底を気が付く人には気が付くような音量で流れていく、

そしてとても希望ある解釈の劇が、今回は作りたい。


もちろん、すべてのお客さんに受け入れてもらえるようなお芝居をつくるのは無理だと思っていますし、
まだまだ未熟な部分を手直していこうと思っています。


大阪公演、本当に多くの方に見てほしい。
僕たちと同じ時代を生きる、みんなに、見に来てほしい。



「オレンジのハイウェイ」
大阪公演ご予約→

http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=45066



作道
0628



2013年6月22日土曜日

プレビュー公演が終わり



プレビュー公演終わり。
もう一度幕が開いたら、閉じるまで演出はあまりしゃべらない方が良いような気がする。
というか喋ることがない。

僕は出ていないので、役者があとどれくらい頑張れるか。
ステージごとにどんどん良くなる、っていう言い方は嫌いで、じゃあ最初の方のステージを見てもらったお客さんは失礼だろうと。

でもどんどんニュアンスが変わっていくというのは事実で。
それが良くなるか、悪くなるか、変わらないか、あるいはもっとそんな概念で語れるものではないのか。

とにかく毎回毎回が一度切りのステージだ。
大阪公演もある(大阪公演は3週間あるので、間に色々手直しはしようと思うが)。

まだまだ「オレンジのハイウェイ」と向き合っていたい。


ご予約→
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=45065



「ノスタルジア」一話の編集大詰め!
編集マンの橋ケ谷が頑張ってくれているので、とりあえず僕は今は大まかな指示を出すだけ。
明日あたりからがっつり参加しようと思う。

こちらもがんばっています。
「オレンジのハイウェイ」よりもっと、ストーリー展開のうまみがきっちり出るようなものにしたい。
「オレンジのハイウェイ」はまたちょっと違ったうまみを狙っているので。


0622
作道

2013年6月15日土曜日


夜を徹している。
朝。

3時くらいまで台本の読み合わせなどをメンバーとやり、
そこから終演後の手紙を書き、
ドラマの音楽打ちのメールを作り、
ドラマのNA原稿を作り、
今に至る。


演劇の方は通し稽古を一回やり、
ドラマは一通り画を並び終えて。

ドラマの公式WEBサイトがOPしました。
かなりイメージ通りです。
ここまでイメージ通りにピタッとはまることって珍しいんだけども。
ピタッとはまった。

ワクワクをふんわり膨らませてもらえるとありがたいです。




0615 朝
作道

2013年6月13日木曜日

あばば

どうも、どうも。


昨日、笑の内閣さんの東京永田町公演に出演させていただきまして、今朝京都に戻ってまいりました。

日本の中枢永田町。日本の未来を舵とる町。
日本の未来はウォウウォウウォウウォウです。民主党の人とかが言っていました。ウォウウォウウォウォウ。イエイイエイイエイイエイ。って。スーツで、秘書と。道で。知らんけど。
面白くないことを書いてしまった。嫌だなあ。嫌われるだろうなあ。嫌だなあ。まあいいや。仕方がないもの。慣れているし、まあ、ねえ、あれですねえ。うーむ。


まあね、あのね、いろいろな方々の後押しで実現できた公演なので感謝の心持ちを猛然と永田町にぶちまけてきた僕なのであります。

深夜バスで京都に戻ってきまして、稽古を終えて、今、月クロ事務所です。

僕が首相官邸前で屁をしたり、富士そばでコロッケそばを食べたり、国会議員のセンセイ方(国会議員のセンセイ方がたくさんみに来てくださっていて。笑の内閣すごい)のコミニュケーション能力の高さにおののいたりしておる間にも月クロはオレンジのハイウェイまっしぐら、前進前進また前進をしておりまして、あわわわわわわわわわわわわわわわ、と焦ってしまった今日の稽古なのでした。

あの、永田町公演のことについてはたぶん無重力ラヂオでしゃべると思います。
よろしければお聞きくださいと思っているのです。
次の更新は6月17日深夜になりますよ。


あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば。

あ、ぼーっとしていました。へんなやつになりました。ごめんなさい。

では。

(丸山)



ドラマと演劇と

KBS京都さんにて7月から連続ドラマをやらせていただくことになった。

全6話、脚本と監督(演出)をやっています。
正直、カメラのことは、もう映像を初めて6年経つのに、ぜんぜんわかっていない。
カメラはもちろん、照明や録音のこと、要は技術的なことは僕は何も持っていない。

だから、「こっちの方が良いかな」っていう判断をなるべく的確に、なるべく早くに行って、そして役者への指示を中心に現場を回すことが現在の僕の仕事だ。

技術とかは撮影・編集担当でメンバーの橋ケ谷に任せているし、カメラワークも、僕が雰囲気と役者の演技演出を伝えて、そこから彼に考えてもらい、最終的に相談して決める。

要は僕は彼が出してくれる意見に、GOサインを出したり、修正をかけたり、異を唱えるだけだ。
絵コンテを切ったことはこれまで一度もない。

そんな22歳の監督がいていいのだろうか?
と正直なところかなり悩んでいる。

悩みつつ、脚本を書きつつ、直しつつ、現場に行きつつ、編集画面を覗き込みつつ、全体を俯瞰しつつ。
挑戦の連続。

テレビをひねったら見れます。
また予告とかWEBとかできたら。

http://getsukuro.halfmoon.jp/news/nost.html



そして今日ちょうど、ED曲の発表もあり、2週間前に祈るような思いで100曲弱を聴き、
これは本当に、ラスト、一番最後に聴いた曲、それが「曇り空の果て」だった。

その場で立ち上がって喜んだ。
すでにED映像の素材は撮影したあとだったので、それに合うものをただただ探していたので、運命的なものすら感じた。

ミナワさん。
勝手に、女性ヴォーカル版サカナクションなのかな、と思いつつ。
今度ライブに行くのが楽しみだ。

http://minawa-web.com/



「オレンジのハイウェイ」の稽古も佳境。
台本がほぼ全部書けて、あとはラスト10分の調整。

脚本と演出をしています。

稽古期間は40日でしたが、うち20日はメンバーに脚本のことを相談しながら稽古していた。
理想の稽古だったと思う。
役者には不安と負担もかけたけど。
今は全員、考えながら台詞の按配を調整してもらっている。

スタッフ打ちも本格的になりつつある。

今日ふっと演出しながら、スタッフさんと話しながら思ったけど、なんだかこう、映像の方が、立ち上げていく、というイメージで、演劇はなんだかこう「まぶす」みたいなイメージだな、という気がした。

舞台上という端から切り取られた空間に、上から色んな要素をまぶしてやる、というか。
あるいはダイナミックなところだと、風を起こしてやる、とか、重力を与えてやる、とか。

なんだかそんな目線で、演劇はずいぶんリラックスできるんじゃないかなと。

チケット予約が、もう書いてしまうと、今一歩らしい。
ぜひとも、見に来て下さい。

http://getsukuro.halfmoon.jp/news/highway.html

2013年6月11日火曜日

日々、びゅんびゅん



こんにちは、初めまして
小川晶弘(おがわあきひろ)(20)です。

これからこのブログでは
日々こんなことをやっています、
なーんてなことを書いてといわれているので。
そんなことを書きます。

なんてことを言っても
月クロで一番年下の僕は今大学に通っており
大学バイト稽古バイト稽古大学稽古
みたいな生活をしていて、そーんな面白いことも
面白おかしく書ける出来事なんかもなく。

今はとにかく、「オレンジのハイウェイ」の稽古をしています。

稽古が今、ありがたいことに京都芸術センターでなので
京都の北の方に住む僕は日々自転車で京都を下ったり上ったり
漕いでいます。ペダルをびゅんびゅん漕いでいます。
どうもせっかちな僕は移動に時間をかけるのが嫌でして。

でも烏丸通を南に下っていくとき一本道の先に京都タワーが見える姿は圧巻で
進めば進むほど、大きくなっていくその姿も。

京都タワーは本当に変なかたちである反面、
その堂々とした姿は建設時の反対なんてなんのその、
しっかり京都の顔としてそこに立っておられるのです。

僕は、神戸の出身なのですが、京都は妙に生活感が出ているまちで
とても魅力的であるなぁと日々感じて生活しています。

思ったより、話してしまいました。
これからもっと簡潔に、月クロのこと、小川のこと知って頂けるよう。

今日はこの辺で
さようなら。


小川

2013年6月10日月曜日

いつだって僕らを



去年の公演後のツイッターで、「月クロの芝居は面白くない。毒がない」みたいなことを書かれてしまった。

批判コメントは基本的に受けたその日に消化・供養するようにしているが、そればっかりは引っかかった。

引っかかりすぎて、その人のツイッターを追いかけた。


松尾スズキさんが好きだという。

宮藤官九郎さんはあまり好きではなく、でも役者としては萌えるらしい(その人は女性なので)。


僕は完全に逆なので(作家としての宮藤さんが大好きで、役者としての松尾さんが大好き)、

まあ趣味がはなから合わないものなんだと思って一旦寝かしておいたが

しかしまあそれでも引っかかる。


「毒」ってなんだ?

園子温監督の作品には毒があるのか?
社会への批判性とか、人間の暗い部分とか、そういうことか?


不安になって、自分の好きな作品を見直した。
「人間のさみしさ」とか「悲しさ」を描いている作品でも、別に「毒」はない。


ええやないかと思った。

一年経って、まだ蒸し返しているけれど。


もう「毒」を作品に求めてもどうしようもないくらい、人と話していたら逐一毒々しいし、ニュースを見ていても鬱陶しくなるくらい人間は嫌な生き物だ。

もう「わかっている」。
「確認しなくてももう、知っている」

同世代のみんなはそう思ってるんじゃないの?と僕は思う。
人間関係のグチャッとしたところなんて、普段痛切に感じてるじゃない(「家族」に関してはこれとはちょっとずれると思う)。

で、そうじゃないところの方が見えにくいから、モノを作ろう、話を考えよう、見に行こう、って思うんじゃないの?と思う。


「毒」を求める時代も
「個人の悩み」に興味を持つ時代も
終わったんじゃないのか?

「人間賛歌」とかそういうことじゃなくって、

「僕」「僕ら」の明日を渇望する時代なんじゃないのだろうかしら、今は。


前作「最後のパズル」から続く、悩む若者シリーズ第二弾です。
今回はあまり悩んでいませんが、僕の今の心境です、「オレンジのハイウェイ」。


生き甲斐とか生きる意味とか要らないから、少しでも想像できる未来が、今は欲しいです。


0610
台本作業の深夜
作道

2013年6月9日日曜日

今日は休みです。

昨日の稽古では前半を総ざらえ。
みながセリフを覚えていて、一人焦りました。覚えなければならない。
覚えないと恥ずかしいですものね。


今日は久々に稽古が休みです。
僕は今からバイト先の先輩の結婚式に出てきます。
なんでもプロレスをするそうです。

とても楽しみです。

ではでは。服を着て出かけます。
ではでは。

(丸山)




2013年6月8日土曜日

右上から右下左上上!!


という風に、視力検査を俊足で終わらせたいですね、と夢を見つつ22歳が過ぎようとしております。

なんでこんな阿呆のようなことをぼやのかというと、私こと もりまこ、森麻子は眼鏡なんです。

「眼鏡が似合うね」と言われ、めがねっこでいこうとしていたのですがその時代も終わりに近付きつつあります。

認めたくなかったのですが事実なのです、月クロが、めがねっこを必要としていないということが!!!

Vol3「望遠鏡ブルース 秋冬篇」、Vol4「夏の目撃者」

このふたつの共通点がおわかりでしょうか

この二つしか私は眼鏡を着用していないんです!!!


だから私は思っていました。
眼鏡をよっつも所持しているから、きっと他の人の眼鏡と被ることなく遺憾無く眼鏡キャラを発揮できると。

しかし!言われてしまいました「眼鏡はかけなくていいです」

エコーしましたよ、眼鏡はかけなくていいです眼鏡はかけなくていいです眼鏡はかけなくていいです、いいです、です、、

そう。今作「オレンジのハイウェイ」でも
森の眼鏡は排除されてしまったのです。ハレルヤ。

しかし稽古場は楽しく、今回残る唯一の女性キャスト西村さんと、適度に力を抜きながらの台詞合わせをしています。
しかし、ふとよぎるのは必殺技「メガネハカケナクテイイ=デス」

ああああああああああああ!!
右眼球に8000のダメージ!!!
オレンジのハイウェイは、前回の月クロと異なる構成や雰囲気や演じ方になっております、早くも6月ですので最後までがんばります

ああ、森さん裸眼で頑張ってるな、とほくそえんでください。
コンタクトでしょ、と思っていたでしょう皆さん
裸眼なんです。
眼鏡を排除された私には裸眼になるしかないのです。


すべてのめがねっこにエールを



2013年6月7日金曜日

すすす

この投稿をするためのログインというものにかなりの時間を費やしてしまった。
昨日からどうもログインのコツがつかめずやきもきしていたのだが、ここにきてついにコツをつかみ、ログインができた。非常にうれしい。

やったーやったーやったーやったーやったーやったーやったーやったーやったーやったーやったーやったーやったーやったーやったーやったーやったーやったー

嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな嬉しいな

うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ

どひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ

すすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすす

稽古は毎日やっています。今日は面白い演劇になるような気持ちがしたので、この気持だけお伝えしておきます。
面白い演劇になるような気持ちがします。

(丸山)


珈琲メーカでいれた珈琲が苦くって胃がウッとなっている夜

世の中からはみだすことなくおさまっている夜

サザンオールスターズの「希望の轍」を聴いている夜

思い出なんてのをひっくり返して、自分なりの一般則を見つけようとしてあほらしくなっている夜

演劇のDVD見ている夜

台本を書こう書こうとしつつ、次の一手がなかなか出てこず、ちょっと離れている夜

それが、今夜です


今日の稽古ではじめて、「あ、オレンジのハイウェイおもしろいぞ」と思いました
まだ前半部分しか稽古できていませんが。

「これからどうもっと面白くしていこうか」
と思いつつ

先人たちの面白い舞台にリスペクトで潰されそうな思いになりつつ
とにかくこの遅筆なのなんとかせんと


0607
作道雄

2013年6月6日木曜日

蒼さと


劇団で公演をする、ということにどれほどの意味合いが、また重要性が、大変さが、気楽さがあるのだろう。

別に悩んでいるのではなく、ただそのことにじっくりと耳を澄ましつつ、目をこらしつつ台本を書くことがなにかしら数年後の自分を救ってやれるような気もするので、ぼんやりと考えている。

そうして突き当たってくるものは、

「今」

はどんな時代なんだろう?

「22歳」

はどんな年齢なんだろう?


「地震」とか「若さ」とかでそれぞれ置き換えたくはない、何かを僕はとにかく思っていて、
で、それは当然のごとく「言葉」にはならないから、台詞にもいわんやストーリーにもならない。

ただ稽古の合間に呼吸をするようにメンバーと話して、確認して、迷いつつとりあえず進むしかなくって。

そしてそれと並列できるかわからないけれど、

「人がやったことじゃないことをしたい」
とか
「見たことあるものはやりたくない」
とか

あって。

当然、それは笑いのボケや突っ込みのノリ一つしたってそうやし、
自分の中から湧き上がってくるもの、
普段の解釈
が試されていて、

それはきっとつまり。

自分の中でルールを作って、お客さんに判断してもらって。
今回完成しないかもしれないけれども、
でも強烈に思っているイメージとかはきっちりとあるので、台本に落とし込んで稽古していこうと思う。


今日も撮影で移動の車の中、台本を書きながら思っていた、こと。


作道雄
06.06 深夜




2013年6月4日火曜日

はじめて


ブログを開始しました。
脚本・演出を担当しています、作道です。


はじめましての方も、僕のことを知らなくても月面クロワッサンを知ってる人も、
あるいは僕の顔も声も知ってる人もいるわけで、
なんというか劇団ブログとは誰に向かって書けばいいのかわからないね、とか言いつつ今まで開設が遅れていましたが、


ちょうど公演とドラマの発表の時期も重なるし、
Twitterの140文字では言えないこと、流れてしまうことあるだろうということで、
始めることにしました。


これから、メンバーがいろいろとあることないことと書いていくと思います。
10人メンバーがいますので、10人全員のことを知ってもらうには、まだ時間がかかるかもしれませんが、少しずつ、知ってもらえたらと思っています。



どんなことだってそうですが、順調なことと、そうでないことがあります。

そのすべての過程の結果を見てもらうことが僕らのやっていることのざっくりしたところでして。

平均年齢22歳、まだ学生とフリーターに成りたての二種類の人間で構成されている、
映像と演劇の両方をやっている、京都の集団、それが月面クロワッサンです。


今はとりあえず、公演が近く。
6月21日に京都公演がプレビューステージから始まるので、もうあと3週間を切っています。



今回はハイウェイを舞台に展開する、月クロ史上最高速度で展開する物語。

要は、120分ぶんくらいの台本を、100分でまくしたてていく、という、それだけ聞くとなんかうるさそうな芝居ですが、
でも「高速演劇」です。


車に乗っているときに、特に夜に一定速度で走っているときになるあの、全能感。
もう今どこで何時でとか、関係なくなるあの瞬間のような
なんかそんな時間を

今回は、演劇でやります。
平均年齢22歳の役者たちの言葉で。景色で。感覚で。

よろしくお願いします。


予約はこちら。
僕、期間限定WEBラジオでもいろいろしゃべっていますので。
良かったら聴いてください。

すぐ聴けます。すぐ予約できます。

見に来てくださいませ。

きっと、
何かを僕たちは今つかみつつあります。

その言葉にならない何かを、見に来て、受け取ってもらって、楽しんでもらえたら、とても幸いです。



2013.06.04
台本作業真っ只中の夜。