2014年2月22日土曜日

魚(山西)

こんにちは。山西竜矢です。
反吐が出るほど寒い毎日ですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。


突然ですが。僕は最近、馬鹿の一つおぼえのように魚ばかりを食べております。

小さいころから、ハンバーグやコロッケ、から揚げなど、いかにも子供が好きそうな脂っこい料理が好きだったのですが、ここ1、2年、脂っこい感じのものよりもあっさりした感じのものをおいしく感じるようになりました。

とてもびっくりしています。
よく聞く話ですが、まさか僕がハンバーグよりもサバの塩焼きをおいしく感じる時が来るとは、僕はつゆほども思っていませんでした。

「今日はハンバーグかな」と勝手に期待する。母親に「晩御飯はサバです」と言われる。「サバかよ」と大きな舌打ちをする。ひどく怒られる。
こういう感じのことが頻繁にあったというのが、今はとても不思議に思われます。
サバ、ええやん。サバ、めっちゃええやん。


知っていたことのはずなのに、人の味覚は変わっていくのだなと身をもって思い知らされています。
痛感です。これが痛感というやつか、と思うくらいには痛感をしています。

ベストと思っていたものが今はベストではなくなり、ベストではなかったものをベストと感じる。
ああこれは味覚だけの話ではないなあ、と思います。


感覚というやつは変化していくみたいです。

少し前までくるぶしソックスしか履かないと誓いを立てていたのに、今はハイソックスが好きだったり。
鞄は肩掛けしかありえないと信じていたのに、最近はリュックが欲しくて仕方なかったり。
前は好きだった映画を見ても今は何も感じなかったり。

自分、変わってるやん、と思います。


今回の二人芝居は、作りながらそういう気持ちを強く感じております。
ここ何年かの僕の美学なりなんなりの変化の結果で、これからの変化の過程であると思っております。

それは「当たり前やん」なのですけど、「作品ってそういうもんやん」なのですけど、
結局何が言いたいかと言えば、なかなかに思い入れがあるのよという話です。

「同情セックス」稽古は進んでおります。
好きな感じのやつになりそうです。
写真は小川です。可愛い顔を意図的に作っているように見えます。


どうぞお暇でしたら。是非。

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