作道です。
番外公演第二弾、横山清正の一人芝居が終わりました。
動員目標、動員予想を上回るご来場に、横山君は「がんばらなくっちゃ」と嬉しそうに何度も呟きながら小屋の中をあちこちに小走りしていました。
完全に舞い上がっとるなとも思いながら、彼の魅力に、再度確信を持った僕でした。
さていよいよ、最終弾。
女三人芝居×男二人芝居。
実を言うと、この2つの企画が、企画会議でいの一番に決まったもの2つです。
なんなら、企画会議をやる前から決まっていたみたいで、当事者たちの息の巻き方も、凄味がありました。
女三人芝居は、その名の通り、女優3名に、丸山が脚本・演出をするというもの。
どうやら、女三人から連想される華やかさとは裏腹に、丸山の最大の魅力の「ペーソス」と同居した「おかしみ」が炸裂する45分になりそうで。
役者の西村、森、浅田も、普段とは違う精神状態と覚悟で稽古に臨んでいるようです。
ちょっと嫉妬してしまうくらい真剣そうで。
一方、男二人芝居は、「同情セックス」というタイトルとは裏腹に、爽やかなエロ芝居だそうで。
そもそも「同情セックス」というタイトルから何を連想するか。
例えば、男女の二人芝居で、そのセックスに至る経緯がどちらかの「同情」だった、ならまだわかるのですが、男二人芝居での同情セックス。しかも爽やか。
脚本、演出の山西、そして共演の小川の、僕の知らない一面を見せられそうで、
楽しみで、少しこわいというのも本音です。
本番は3月1日と2日。
人間座スタジオにて6ステージ。
予約はこちらから。
http://getsukuro.halfmoon.jp/news/index.html
先日の記事にも書きましたが、この番外公演は、月面クロワッサンの1stアルバムのアルバム収録曲たちのようなものです。
普段の本公演を、シングルリリースだとすると、これはアルバム曲です。
普段と違う作り方で、違う作・演出で、違う小屋で芝居をやっていて。
それは世界から見たら本当に小さなことで、なんだってないことなのかもしれないけれど、
僕たちには、今新しい何かを模索しては見つける喜びが確かにあって。
そしてそれを、お客さんがいる、という。
目の前に、それを見届けてくださるお客さんがいるという「演劇」だからこそ出来る作品の発表形態を選んで、
その喜びを表現している。
なんだかそれは、とても純粋で、健全で、素敵なことだと、僕は思っています。
今しかできない月面クロワッサンを、どうか劇場でご覧ください。
初めての方も、久しぶりの方も、いつもの方も。
多くのご来場、お待ちしております。
3月1日と2日。
人間座スタジオです。
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