2014年2月12日水曜日

番外公演を見守って

作道です。

今回、僕はと言うと、番外公演では完全に「見守る」ことに終始していて、
企画段階から、脚本、演出までほぼ僕はノータッチで進行しています。


第一弾、稲葉俊の作・演出による「無欲荘」が終わりました。

台本は目を通していましたが、演出プランなどは聞かず、稽古場にもいかず、本番初日を客席から見守りました。


もちろん、製作過程はメンバーから聞いていました。

普段と違う形での公演、そして稲葉俊自身、初の作・演出に、かなりメンバーたちは苦戦したそうです。

連日、脚本会議が事務所で開かれていました。


月面クロワッサンでは、この脚本会議、というのがもうかなり初期の段階から頻繁に行われます。

それは、僕が本を書く場合も、丸山交通公園が本を書く場合も。


まず、プロットといい、ストーリーの展開のさせ方や、登場人物の配置、キャラ付けなどを台詞を書く前に決めておくものですが、ここから会議です。

そしていざ台詞を書いていき、出来た第一稿に、また会議。
最後、決定稿、というものが出来るまで、細かな修正は会議を通してなされていきます。

おそらく、どの劇団よりもこの会議は長いと思います。


……いつからこんな感じになったんだろう。
とりあえず、「無欲荘」も、そういった長い話し合いを経て、また稽古場での試行錯誤を経て、生まれていきました。


見てくださった方はわかると思うのですが、
「無欲」という「欲」が生む、矛盾、捻じれ、が前半と後半を通して描かれており、最後、登場人物たちはそれぞれの方法で「無欲」「欲」に向かっていきます。

テーマ自体が、まずもって珍しい劇だったと思います。

もちろん、反省もあるのですが、僕は、見ていて、頼もしい気持ちでした。



番外公演、まだまだ続きます。

今週末は、横山清正の一人芝居。

この一人芝居の最大の魅力は、「誰が見に行くねん」という企画そのものですね。

もちろん、複数の作家さんに本を書いてもらっているという魅力はとても大きいのですが、劇場に行ってみるものは、もう横山君しかないわけですから、これはもう「誰が見に行くねん」という感じにもなってしまうわけです。

しかし、彼の魅力は、知る人ぞ知るし、僕もよく知っているし、

「誰が見に行くねん」
「でも」
「俺は私は見に行くけどね」

という密かなこの感じ、

なんだか心のどこかで、知っておくと、見ておくと実は得するんじゃないか、
マイノリティーだけど、悪い気はしないな、

とか。
そういうところに、この一人芝居のお客さんの動機が眠っているところに、僕は愉快さを感じています。


あるいは、バンドが売れてない頃の、とんがったサウンドを追いかけるような、
なんだかそんな気持ちとも似ているような。



そして3月1.2日にある、
二人芝居+三人芝居

これは、特に普段の月面クロワッサンを知っている皆さんには、見に来ていただきたく。

山西と丸山が本を書いて演出しますが、なんだかこう、トリビュートアルバムというんでしょうか。
あるいは普段、バンドのギターやってる人が、ボーカルに変わって作詞作曲しちゃう、というような。

僕個人的には、そんなことをされたら、もう普通に気になる。
とりあえず、再生する。
で、あれ、これは、定期的に聴きたくなるサウンドだぞ、と思う。


番外公演は、そういう感じです。
全体を通して、僕が唯一、企画会議にした話は、そんな感じ。

本公演をシングルリリースだとすると、
一枚のアルバムを作る時の、アルバム曲を作っていくような、そんな感じにしようと。

そして番外公演が終わった後、月面クロワッサンのまた新しいステージが見えるような、そんな公演にしてほしいと。


まだ続きますが、僕のこの思いは、実現していっていると思います。
あとは、ぜひ劇場に少しでも多くのお客さんが来て、これを見届けていただきたい、
純粋に応援していただきたい、とそう思っています。


ご予約はこちら。
http://getsukuro.halfmoon.jp/news/index.html



ちなみに僕はと言うと、春からのインディ―ズドラマ第二弾に向けて、撮影の毎日です。
こちら、今月中の情報解禁目指します。

演劇と映像を、京都から発信する団体。
もうすぐ、春であります。



代表
作道雄


2014年2月10日月曜日

写実性とかなんとか(あさだ)

丸山君も書いておりますが、三人芝居の稽古の初日でしたのですよ。


仕事を終え、うおおおおおおおおおと自転車を繰り出し、稽古場に着くと女の子2人と男の子1人の現場。なっ、なごむ・・・・・。わああああああ新鮮だああああと思いました。そういえば女3人芝居はやったことありますがそれで男性演出というのは初めてですわい。わいわい。


というわけで今日は、前から仕上げてくれていた「強く押すのをやめて下さい」初稿の読み合わせ。
なるべく新鮮な気持ちで読もうと、一回さらりと読んだ後寝かせておいた脚本さんだったのですが、読みだすとなかなかにハードル高いけど面白い。


人間というのはまあ、脈々と繋がっていく気持ちというものと、たまに起こる激昂、凶器、狂気みたいなのがあるなあと思うのですが、その激昂の部分というか、「整合性そんなに人間ないで」という部分を今回は狙っていきたいなあと思っております。私が貰いました長女の役は、あああこういう奴おるわ、というのが頂いた時に感じた人間性だったので、ムムムこれは頑張ろうと思った次第です。


西村ちゃん、森まこが演じる役も、「ああ確かに・・・」と思える写実性があるのが丸山君の脚本は面白いなあと思います。



読み合わせ後の西村ちゃん





増える(遠くから見守る丸山君)



ヨーロッパに思いを馳せる西村と森まこ(そして見守る丸山)






ご予約はこちらから!
https://ticket.corich.jp/stage/apply.php?sid=51784&sdn=1



そして今週末は横山君のひとり芝居、と落語「すてき」がありますよ!
横山君が6演目に挑戦!この挑戦をどうぞ観に来てくださいませ!

https://ticket.corich.jp/stage/apply.php?sid=51783&sdn=1

清潔感との距離の取り方に自覚的になりたいです(丸山)

今日は女三人芝居の初めての稽古をしましてですね、なかなかによい風合いを感じることができましたので、これは非常に良かったのです。



僕の話を書くと。

中学高校と、女とコミニュケーションをとることはおろか、口をきくことも目を合わせることもできなかった僕なのですけれど、今日なんていうのは、狭い部屋で女たちと向き合い、演劇の話をしていたり、自分で書いた気色の良くない文章の解題をしていたわけでありまして、これは隔世の感がびんびんばしりばしりと湧き起こるのであります。



今でも思い出します。
僕が中学生の時に教室で、クラスメイトのジョークに爆笑したぼくの鼻から蓄膿まがいの半液体が飛び出して、Sさんのスカートにべっととついて、泣きながらぶちぎれていたSさんの顔と、それをなぐさめる女たちの顔、ジョークを発したクラスメイトの侮蔑の表情、サッカー部の男たちの『キッショ!』の視線の嵐、教室の水槽のコポコポという音。

中学生時代はそんなことをしたり、朝礼で屁をこいたり、剣道部の朝練で臭かったり、学生服のカラーの部分のフケであったり、肥り、であったり、様々な観点から、中学生の間でかなりの勢力を持っている、清潔感、というような概念に反する、真逆のパーソナリティをまとって生活をしていたので、どうにもこうにも、女と話すなんてことは、とてもとても考えられないようなことでした。


まあ、この清潔感と真逆のパーソナリティを今現在払しょくできているのか、というと、それは自信はあんまりないけれど(清潔感を持つことに対する努力に関して前向きではあるのですよ)。

少なくともあのころのあの感じと、あの感じに対する周りの人のあの感じ、あのころのあの感じに対する周りの人のあの感じを見ているあの感じの僕のあの感じについては、深く僕のルーツであると思います。


そういうルーツを持つ僕が、女たちと話しをして、女たちを使って、気色の良くない言葉を言わせたりするのだから、演劇なんていうのはとても面白いものだなあ、と感じるのです。


山西君と小川君との二人芝居はおそらく清潔感があるのだろうなあ、と思います。清潔感のエロ。さわやかエロ。

今から、どんな食い合わせになるのか、とても楽しみです。

「強く押すのをやめてください」「同情セックス」
よろしくお願いいたします。


あと、横山君の一人芝居も今週末です。
「すてき」
というタイトルです。

残りのおもしろ演劇集をどうかよろしくお願いいたします。



磯山さやかさんの画像をのせておきますので。


















では。

2014年2月8日土曜日

京都は小雪ですね、(森)


京都はなかなか大雪になりませんね、昔は悔しがったものです。
「期待させるんじゃあないわよ!積もるんじゃないかとドキドキしながら眠って朝げんなりさせられる子どもたちの気持ちを考えなさいよ!裏切りよ!!」などと思っていたものです。

そんな私も今や暖かな見守り組です、「ほう、雪か…出勤に悪影響が出ぬなら構わんよ」レベルの悟り具合です。


大変遅くなりましたが、「無欲荘」に御来場いただき、またSNSサービスにおける公演感想の書き込み、差し入れ応援諸々、本当に有り難うございました。

続いて「強く押すのをやめてください」の稽古に入ります!台詞の量が段違いに多いので張り切って頭を切り替えます。

あまりこう、少人数で舞台に立ったことがないのでとてもビクビクしている内心なのです。
月面クロワッサンは特に男性役者が多いので、われわれ女性陣同士の絡みは少なめなことが多いですからね。

丁寧に役作りしますよっキリリッ
とかっこつけたいのは山々なのですが、役作りと一言でまとまってしまいますがなんて難しい作業なのでしょう。

絵を描く時に例えると、紙に下絵やペン入れされたものを見詰めて、色鉛筆を研いだり・あるいは鉛筆だけを選んだり・いやいやアクリル絵の具でぼかしを・いやいやそれでは弱過ぎるなどなど
しかも一人だけで完成させてはいけないとなると
とてつもなく脳味噌の皺を掻き毟りたくなるような悩みで溢れています。

ううん、うううん

あかん、今日は紅茶を飲もう。

そうして明日になってしまうのでした(やる時はやります)

素敵な絵になるように選ぶ画材と色を選ばなければいけませんね!


まずは番外公演第二弾となる横山清正による「すてき」
どうぞ御予約くださいませ!
われわれ女性陣も劇場でお待ちしております



2014年2月7日金曜日

山西竜矢です(山西)

ずっとブログの更新を怠っておりました。反省の塊と化しております。山西竜矢です。

役者総出の稲葉さん作・演出「無欲荘」が終演致しました。
ご来場下さったお客様、本当に有難うございました。

人間座はかなり久しぶりだったのですが、とても人間座人間座していて、ああ、人間座だ!と思い、良い気持ちになりました。


そんな人間座で、ひと月後。次は自分たちの企画です。
僕、山西竜矢は、脚本を書いて、演出をして、月面クロワッサンの中で一番年齢の数字が小さい、なおかつ、顔のサイズも一番小さい、小川晶弘くんと二人芝居をします。



「同情セックス」というタイトルです。


二人の青年が出てくる、爽やかでスケベイな、セックスのお芝居を作っております。

おお、となる男性性のハレンチな部分と、ほわ、となる春の風のような穏やかな部分の両方を感じて頂けるように、残りの時間を一生懸命頑張って行こうと思います。

この僕らの男二人芝居は、女三人芝居との連続上演になります。
女三人芝居「強く押すのをやめて下さい」は、あの、ふっくらしているのに狂気的じみた顔の丸山交通公園が脚本と演出をして、西村さん、森さん、浅田さんという、べっぴんの人たちが演じるという、とても面白そうなやつです。

全然違うタイプのお話二つだと思いますので、ハーモニーめいたものを奏でることができるのではなかろうかと、僕は思っております。きっと面白いです。

どうぞ、ご予約、ご来場のほど宜しくお願いします。



●●●



「強く押すのをやめて下さい/同情セックス」

⚪︎日時
3月1日 (土) 12:00/15:00/19:00
3月2日 (日) 12:00/15:00/19:00

⚪︎場所
人間座スタジオ

⚪︎ご予約フォーム

http://ticket.corich.jp/apply/51784/

終わったのだ(あさだ)

「無欲荘」終わってます。終わりました。終わってからのこのブログの閑散模様。
やはり一つ企画が終わると「ああ終わったなあ・・・」と何かしらの感慨にとらわれてブログが停滞するというのがゲツクロのいつもの風習。しかしこれではダメだ!というわけで今から書きます。「書きたまえ」とゲツクロメンバーにも喚起した。これでよし!


というわけで終わったわけです、番外公演の最初を飾った公演でした。
浅田は久しぶりの俳優と制作の掛け持ちでうろうろしたりしていました。そして人間座の呪いに勝ちましたよ!いまのところ何も変な病気かかってない!ぎっくり腰にもなってない!


まあ呪いというのは終わったころにやってくるものですから、3月頭の公演で打ち勝ってこそ初めて人間座に勝ったということです。勝つぞ。




そして今はアトリエ劇研の公演に制作で参加してまして、実はそれが10ステージというわああ久しぶりの大規模公演!ということで昨日からばたばたばたと京都をうろうろしています。今週は丸山くんが撮影に行っておるので3人芝居は来週から本格開始ですよ。稽古楽しみや。


それにしても今日は大変いらいらいらとしたのですよ。
朝→北青少年活動センターというところで輪転する。そこから急いで劇研。
昼すぎ→仕事した後、制作や他部署の買い出しで出町柳へ。そして頼まれた輪転を北青少年活動センターですべくもう一度北青へ。



しかしお姉さん「ごめんなさい、今ちょうどインクが切れて・・・・インクの納品が明日になるの」



なんだと???



しかしまだこの時点ではくじけてませんよ。出町柳から北大路堀川までの時間ロスなんてまだ気にしない!


そこで百万遍にあるコピーやさんへ。
「ちょうど今留守にしてます」の張り紙。





なんでやああああああああああああああああああああああ!






しかしまだくじけません。ターゲットを東山のほうへ移す!もう時間ロスとか、もはやもうだ!


「ごめんなさい、ちょうど事業ので使ってて使用可能が30分後になります」





阿sがじぇwprjぺgjわげ@pわg@@えwpg@pg






頭を以上のような記号が駆け巡りました。しかし「困りますかね・・・?」と困り顔の職員さんに「困ります」と言える勇気がなく、「いえ・・・・待ちます・・・・・・」と待ちました。待ちましたよ。待ちました。


というわけでもはやいらいらいらというか、何に対してのいらだちなのか、いやこれって苛立ちなの?苛立ちじゃないんじゃないの?なんか人間の普遍的な何かを今感じるべきじゃない?



と人間について考えが深まった30分でした。


さて、明日から本番でーす。ぐえぐえ!しごとしごと!






2014年2月5日水曜日

中間報告(稲葉)

『月面クロワッサンのおもしろ演劇集』第一弾、「無欲荘」が終演して、今日でもう3日です。
「無欲荘」を作・演出しました、稲葉俊です。




遅くなってしまいましたが、「無欲荘」にご来場下さった皆様。
ご来場本当にありがとうございました。
皆さまに観ていただき、感想を抱いて、お褒めの言葉やご指摘をいただけたことは、僕の人生での数少ない誇りであります。
今作は僕の初脚本・演出作ということもあり、通常の公演以上に座組みのメンバーの助力に頼って完成したところがあるので、あまり偉そうなことも言えないのですが。




ご来場をご検討下さった皆様。
「無欲荘」を心に留めていただき、ありがとうございました。
「観に行きたかった」と言っていただけて、本当に嬉しいです。

よろしければ、月面クロワッサンのおもしろ演劇集はまだ続いておりますので、
横山清正のひとり芝居、と落語「すてき」、
山西竜矢と小川晶弘の二人芝居「同情セックス」、
丸山交通公演の作・演出、浅田麻衣と西村花織と森麻子の三人芝居「強く押すのをやめてください」、
ぜひ、観に来ていただけたら嬉しいです。


『月面クロワッサンのおもしろ演劇集』詳細ページ:http://getsukuro.halfmoon.jp/news/index.html

「すてき」予約フォーム:https://ticket.corich.jp/apply/51783/

「強く押すのをやめてください」「同情セックス」予約フォーム:https://ticket.corich.jp/apply/51784/




僕自身も、いずれ次のお芝居を書こうと思っております。
稲葉俊の書くお芝居を観たかった、という稀有な方がいらっしゃいましたら、ご期待下さい。




ともあれ、一旦は一区切り。
「無欲荘」はもうありません。

次以降の企画では、僕は照明を担当しております。
劇場の角の方で目立たないように佇んでおりますので、見て見ぬふりをしてやってください。



今は、次の企画の稽古だったり、春以降の映像作品の撮影だったりと、相変わらずメンバー全員が慌ただしく活動しております。
引き続き、このブログでその様が伝えられたり伝えられなかったりすることと思います。


と、他のメンバーに投げたところで、この辺にしたいと思います。
さよなら。